【物流業界のプラットフォーマー/「運ぶ」を最適化する『物流×IT』スタートアップ】 「運ぶを最適化する」をミッションとして掲げ、物流業界の課題を根本的に解決することを目指し、IoTとクラウドを統合した物流情報プラットフォーム Logistics Cloud「MOVO(ムーボ)」を展開しています。
■社会へもたらすインパクト/解決している課題 ・物流コストの削減 ・ドライバーの労働時間の削減 ・CO2の削減
物流業界では「2024年問題」に直面をしています。 時間外労働の上限規制などに代表される働き方改革関連法の施行に伴い、トラックドライバーにも時間外労働の上限規制が適用されることとなりましたが、ドライバーの労働時間の削減に伴い、物流業界ではドライバーの人材不足が叫ばれています。
「運ぶ」を最適化することができないと、店頭に商品が並ばなくなってしまったり、物流費の高騰に伴い、モノの値段が上がり消費者にとっては求める値段で物が運ばれてこなくなるということが起こります。 このように物流業界の課題は私たち消費者の生活にも紐づいている重大な社会課題です。 また、カーボンニュートラルの削減は輸送部門による影響度大きく、環境問題へも大きなインパクトを与えています。
■10兆円の巨大なマーケットポテンシャル 物流の最終拠点から個人宅までの区間で発生する、宅配のラストワンマイル問題を想起する方も多いかと思います。 物流業界では「宅配」の手前に巨大な物流の世界があり、Hacobu社が解決をしているのはこの「企業間物流」の領域となります。 ⇒13兆円の物流市場のなかで8割を占める企業間物流(10兆円:企業間物流、3兆円:宅配・ラストワンマイル)
【物流業界全体のプラットフォーム化/個社別毎での課題解決ではなく業界全体の最適化に挑む】 Hacobu社では個社別毎での物流・流通網の解決を行うのではなく、業界全体の物流課題の解決を行っています。 素材・化学などのケミカルの業界において、物流のプラットフォーム化の実証実験を行っています。
2024年問題:働き方改革によりドライバーの残業が禁止となり、 労働時間の削減および成り手が少ないことからドライバーの数は純減していくことが予測をされています。 また化学業界の業界特性上、薬品など危険性の高い商材を扱っていることからも 化学や素材の業界は物流機能のリソースが限られており、ドライバーのリソースを奪い合うような状況となっています。
一方で、実際のトラックの積載率高くはないことから、これらを共同配送できるような仕組みを作り 大手化学品メーカーの経営者を巻き込みながら、このような業界の物流課題の最適化に取り組まれています。 Hacobu社ではトラックがどこにどれくらい流通しているのか、そのデータを有していることを強みに 個社別ごとの最適化ではなく、このように業界全体の最適化に挑み、ドライバー不足という社会課題の解決に取り組まれています。
【Hacobu社のサービスを通して解決できること】 Hacobu社のサービスは解決できる幅の広さが特徴です。 下記は一例となりますが、Hacobu社のサービスを活用して下記のような課題を解決し、提案することができます。
■物流網の最適化 小売りにモノを納品するメーカーの倉庫から、卸業者の倉庫まで商品を納品する際、 東京に複数拠点、静岡に一拠点あり、静岡にある出荷拠点から東京へ送る際、 東京からトラックをバラバラと走らせていたということがありました。 同社ではトラックに端末を取り付け、動態管理を行うことができるため、 静岡側からも一本トラック出した方がより効率的にモノを運べるようになるのではないか、 ということをHacobu社のサービスを通じて解決することができました。
■バックホールの活用 トラックで荷物を届けた際、帰りのトラックは空っぽになっていることが多いですが この帰りのトラックにも荷物を積載することで二台走らせる必要がなくなり、トラックの本数削減を実現しました。
■各社の倉庫をまとめて、中間の物流拠点を設ける 各メーカーの倉庫拠点の中間に物流拠点を新たに設けることでより効率的にモノを運べるような提案を行いました。 競合企業同士では、商品情報を共有することはできませんが このように物流拠点については共同拠点を設けることで業界全体の課題解決に取り組みます。
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