- 2016.02.12
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若狭 健二|株式会社プロコミット マネージャー
米国の大学を卒業後、三菱UFJモルガンスタンレー証券、バークレイズ証券の株式アナリストに従事。IT、インターネット及びエンターテインメント業界のアナリストとして、業界知見を豊富に蓄積してきました。業界や企業の分析だけではなく、ベンチャー・スタートアップの経営者との関係も深く、プロコミットに参画後もこれまでの経験を活かしたキャリアアドバイス、転職支援を強みとしています。
私が証券アナリストから人材紹介エージェントに転職しようと思い立った話をする前に、まず自分がそれまでどういう仕事をしていたかについて、簡単にお話しておきたいと思います。
前職では、証券アナリストをしていました。その仕事内容は、自分が担当する業界における企業の価値を分析して、その企業の株が、買いなのか売りなのかを示したレポートを 投資家に発信するというものでした。そのレポートを作成するために、担当業界の国内市場分析はもちろん、海外市場の動向、リサーチ対象となる企業のポジショニングやビジネスモデルを分析したり、直接取材を通しての業績動向と今後の計画を把握したり、あらゆる情報・要因を元に業績予想をして、企業の価値を算出し、最終的に株価に落とし込んでいきます。
企業の株を売り買いするレポートですので、数十億円〜数百億円規模の非常に大きな金額が動くときもあり、株式市場に与えるインパクトは大きく、非常にやりがいはありました。
しかしながら、以下のようなことから徐々に転職を考えるようになったのです。
転職活動をするにあたり、自分を振り返った時に下記の点に気づいたのです。
自分ができること(得意なこと)
自分のやりたいこと
自分自身の経験や志向を改めて整理していたとき、某エージェントで活き活きと活躍している友人が、私の人柄を理解したうえで私に人材紹介エージェントという仕事を薦めてくれたことが、 1つ大きなきっかけになっています。
そして、私自身が転職活動をするために相談した某エージェントの担当の方が非常に魅力的であったことから、徐々に人材紹介という選択肢が一番強くなり、人材紹介業界に絞り、自分の経験が活かせる環境を探し転職活動をしました。
自分がやりたいことが叶ったとしても、その環境でこれまでの自分が通用するかどうかは別ですので、人材紹介で活躍できるかどうかは入社してからも不安でした。
ただ、この業界に飛び込み、エージェントとして職務を全うしていく中で、今では求職者の方から、直接「ありがとう」と言っていただける距離で仕事をしている点は、前職では経験できなかった大きなやりがいになっています。
企業の価値を株価という数字で表現していましたが、企業には株価だけでは表せない価値がありますし、求職者の方もレジュメだけでは知りえない、その人ならではの価値があると思って日々、面談に臨んでいます。今は、そうした企業、求職者と向き合い、自分自身が両者の幸せに関与することができているという実感、入社された方がその会社で活躍していると聞いたときの喜びを感じられるので、 社会へのインパクトも見え易い環境であることは確かであり、転職をして良かったと思います。
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若狭 健二|株式会社プロコミット マネージャー
米国の大学を卒業後、三菱UFJモルガンスタンレー証券、バークレイズ証券の株式アナリストに従事。IT、インターネット及びエンターテインメント業界のアナリストとして、業界知見を豊富に蓄積してきました。業界や企業の分析だけではなく、ベンチャー・スタートアップの経営者との関係も深く、プロコミットに参画後もこれまでの経験を活かしたキャリアアドバイス、転職支援を強みとしています。
Topics: コンサルタント
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