いい仕事をしたい人材紹介コンサルタントたちの日常

コンサルタントとして必要な「顧客スタンス」の話

こんにちは、プロコミットの石居です。

今日は、人材紹介コンサルタントとして必要なスタンスだと感じたことをお話します。
最近の仕事の中で、私自身の大きな気づき・学びにもなったことの共有です。

お客様の転職支援において、
本当に最後までご本人にとってどの選択が最もよいのか、担当コンサルタントとしての
私自身も見えなくなってしまう場面を経験しました。

私の担当している、ある企業様にぴったりだと面談前から感じるものがあった方で、
求職者様もご応募から内定まで一貫してその企業様が第一志望、という、
それだけを見れば、その方の転職活動は非常に理想的な流れの中で起きたことです。

企業様から内定が出て、第一志望の企業からの内定を前に意思決定、というフェーズで
本当に「キャリア選択」についてシビアに考えるべき状況を迎えた求職者様の前にあったのは、

■現職に残ること
■ご自身でご応募されていた企業へのご入社
■私からご紹介させていただいた企業へのご入社

という、3つの選択肢。
こういった状況そのものは、人材紹介コンサルタントとしてお仕事をさせていただいていれば
決して稀なことではないのですが。

最も難しいと感じたのは、キャリアアドバイザーとしてこの求職者様の担当をさせていただいているということと
リクルーティングアドバイザーとしては内定企業の担当をしているということの間で
求職者様にとって何がもっとも良い選択なのか、客観性をもって、プロとして対峙できているだろうかという
自問自答のプロセスでした。

この企業の成長が社会を面白くすると確信できている。
その企業からの求職者様へのご評価も直接お伺いしている。
求職者様にとっての悩みも迷いも、転職経験者としてもキャリアアドバイザーとしても、当然理解ができる。

求職者様の意思決定をサポートするにあたって、
たまたまご内定先の企業が自分の担当企業であったことが客観性を奪っているのではないかという迷いが生じた、
というのが、このときに立ち止まって考えた背景です。


社内でその迷いを相談して教えられたことは、

「もし自分がどの会社も自分担当だったらどのような情報提供をするか」

ということ。

そのヒントをもらったとき、突然3つの選択肢をそれぞれ俯瞰的にみることができて、
その上で今迷われている求職者様の意思決定に必要な情報の整理と
プロとしてどの選択肢を最も良いと思うかということへの意見がスルスルと完成しました。

今後も、キャリアアドバイザーとしての自分とリクルーティングアドバイザーとしての自分、
その間のバランスに迷うようなことはあるかもしれません。

そんなとき、顧客にとって最もよい選択肢を自分も納得できるまで考え抜くということを絶対にぶらざすに、
自分と顧客の迷いを客観視しながら「いい仕事」をしていきたいと考えています。

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石居 美穂子|株式会社プロコミット コンサルタント

大学卒業後、JR西日本に入社。 学生時代に抱いていた「目の前の人の人生に深く関わりたい」という想いと、 自身の成長環境を求めて「人材業界×ベンチャー」にキャリアチェンジ。企業の採用支援に携わる一方で、キャリアコンサルタントとして、プロフェッショルの方の転職支援に従事。 プロコミット参画後、企業の採用力を高めるために、エージェントだからこそできる提案目の前の求職者様のキャリア構築の両方を重視して、今、企業と個人の方に向き合っています。

Topics: コンサルタント

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